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Smail Project ver.2。本日は、「津軽三味線コース」の喜多寧先生にお話しをお伺いしました。先生の音楽に対する情熱的なお気持ちが垣間見ることの出来たインタビューでした!
Q.喜多先生と津軽三味線の出会いを聞かせてください
まずは音楽との出会いから。高校生の時バイトをしていて、お金がどんどん溜まったんですよ。そこでなんか買おうかな?と思った時に、気まぐれで手に取ったのがエレキギターでした。
(最初から津軽三味線ではなかったのですね)
そうなんです。友達に「お前すごいなぁ!」って少し自慢ができればなっていう程度でギターを始めました。
そこからバンドを組んでオリジナル曲を作って演奏をしていたのですが、「もっと自分のオリジナリティーを追求したい!」という想いが出てきたんです。その後、アメリカのロックバンド「The Band」やイギリスのロックバンド「Led Zeppelin」など、ルーツのあるバンド音楽に特に影響を受けました。
そこから「The Band」のような芳醇な音楽に自分のルーツを沢山含んだ、新しい音楽をしたいと考えるようになったのですが、アメリカのやイギリスの音楽を頑張って演奏しても、自分のオリジナリティにはならない、、、とふと我に返ったんです。
そんな時、インドに1ヶ月間旅に出ることにしました。インドに何か答えがあるような気がして、、、
ー日本の音楽との出会いー
インドでは日本のことを沢山聞かれました。でも僕は全く日本のことを答えられなかった。。。恥ずかしかったです。。そこから、日本の音楽や文化について帰国後猛勉強を始めました。日本の歴史や音楽なら何でも学びたいと思ったのですが、まずは龍笛を学び、ここで初めて三味線にも触れました。
そして、日本の雅楽や歴史を学ぶ中で、「三味線」という楽器が自分にフィットし、続けてこられ、今現在に至ります。また三味線を始めた頃、テレビで「津軽三味線奏者・高橋竹山」の特集が放送されていた事も大きく影響を受けた1つです。「日本以外には無い物で、これほどまでに魂揺さぶる音楽はない!」と感動をした事を今でも覚えています。
Q.先生は人前での演奏時、緊張はしますか?(妙な質問ですが、、、)
緊張することはもちろんあります。緊張しない方法を僕が教えてほしいくらいです(苦笑)緊張をできるだけしないようにするには、やはりそれだけ「練習回数」をこなすことは必要。回数といっても、やみくもに練習回数を重ねるのではなく、1回1回「悩む」という事が大切です。「演奏角度が悪いのかなぁ」「指の使い方が悪いのかな」「楽に弾けるにはどうしたら良い?」など毎回悩みながら練習していくと、自分の中で演奏することが、当たり前になってくるんじゃないかと思っています。ちなみに津軽三味線はギターほどは緊張しません、、やはり、「寝ながらでも弾ける」というところまで自分に染み込んでいるからでしょうね。
Q.楽器や周辺の小物など生徒様へのおすすめはありますか?
津軽三味線は楽器本体部はクオリティー重視なので後からあまりいじる事はないのですが、「駒」は材質などを変える、「糸」は号数を変えてみる。この2つに関しては、交換してみるだけで音色が変わります。そんなに高価な物でもありませんので、みなさんも色々試してみても面白いと思いますよ!
Q.影響を受けた、書籍、音楽などを教えてください
影響を受けた音楽は写真のように沢山あります。
書籍に関しては、日本の音楽の歴史や雅楽の歴史を辿る分厚い辞書のような本も読みましたし、後はキースリチャーズの音楽雑誌インタビューなども、自分の音楽を奮い立たせてくれた読み物でしたね。
Q.最後に、受講生のみなさまに一言お願いします
喜多先生ありがとうございました!
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