皆様、こんにちは。
MIKIミュージックサロン梅田のブログをご覧いただきありがとうございます。
プロボーカルコース 浦田博信講師へ突撃インタビューさせていただきました!
本日は後編をお届けいたします。
(前編はこちら。)
mikimusicsalonumeda.hatenablog.com
(レッスン曜日:日曜日)
作曲家、編曲家、歌手、ギタリスト、ラジオパーソナリティ等、マルチに活躍されている音楽家。
天童よしみで有名なノーベル製菓VC-3000のど飴、伯方の塩、メガネの愛眼など、数多くのCMソングや、『探偵ナイトスクープ』のテーマ曲「ハートスランプ二人ぼっち」(歌:円広志)の編曲を手掛けておられます。
ぜひ最後までお楽しみください!
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Q.長きに渡って音楽制作に携わっておられますが、今と昔で、音楽の作り方に違いはありますか?
A.
例えば30年ぐらい前は、スコア(総譜)さえ書けば、あとは写譜屋さんに渡して、当日録音スタジオに入って演奏家と一緒に音出しすればよかったけど、時代は変わり、今や音楽はデータでやりとりする時代なので、打ち込みまでを自分でやらないといけなくなりました。
打ち込みというのはメロディやリズムだけでなく、曲によっては弦や管のパート全てをコンピューターに入力しなければいけないので、膨大な作業になりますね。
しかも、なるべく生音に近づくように打ち込むのにも技術と労力が必要なんですよ。
作業量の話でいうと、劇伴や舞台音楽なんかはもっと膨大になります。
Q.舞台音楽のエピソードを他にもお聞かせください。
A.
代表的なところでは、OSK日本歌劇団と何度か一緒に仕事をしました。
舞台音楽は、ダンスナンバーなどの長い曲(5分程度)や歌ものだけでなく、ブリッジ(場面が変わる時の短い効果音的なもの)なども含めると全部で20~30タイプぐらいは作ります。
ダンスナンバーなどは振付師さんが振り付けを考えなければいけないから最優先で作り始めます。といっても、デモ音源ですが。
舞台音楽は作業自体は大変だけど、それだけに一番面白いと思っています。
本番の前日夜、ゲネプロといって、本番と全く同じ条件で最終リハーサルを行うのですが、その時になって初めて演出家の描いている世界が実体となって目の前に現れるのです。
舞台は、演者、演出家、舞台監督、大道具、小道具、衣装、 メイク、照明、音響、そして音楽等々、様々な道のプロフェッショナルが作り上げる総合芸術。
その一部として、自分の音楽が生きていることを実感できます。
Q.オリジナルソングを作りたい方へアドバイスを。
A.
引き出しを増やす、ということが大事かな。
引き出しを増やすには、いろんな音楽を聞いたり、映画を観たりするのも良いかも。
あと、常日頃から感性を磨いておきましょうね。
歌とはドラマ。
歌を作るには、まずあるひとつのワンシーンを想定する必要があります。
例えば、主人公が春に桜を見ながら歌っているシーンとか、カップルがカフェで別れ話をしているシーンとか、何でも良いのです。
土台になる情景や設定を考えてみましょう。
大枠としては、テーマを決める→テーマから特定のキーワードを抜き取る→キーワードをもとに言葉を考える、といったイメージです。
Q.引き出しがあってよかった!というエピソードはありますか?
A. 例えばこちら。
色人チャンネルで制作した「転職コレクション」(転コレ)のWEB CM。
これも、先ほど説明したように、絵コンテや歌詞がある程度決まっているところから始めた訳だけど、打ち合わせで、80年代のダンスビートっぽい曲調が良いなというクライアント側の希望が出て、その時に、こんな感じはどうですか?とひらめいたのがこの曲(Wordy Rappinghood / Tom Tom Club)。 すぐにライブラリーから呼び出して聴いてもらったら、 「まさにそんな感じです!」と盛り上がってトントンと進んでいきました。
この時、引き出しが役立ったなと思いました。
全体的にはこのCMは、おとぎ話の少女たちがおまじないを唱えているような雰囲気を出してみましたが、実はこの原曲も、奇遇なことにモロッコのわらべ歌が基になっているんですよ。面白いですね。
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インタビューはここまで!お読みいただきありがとうございました。
MIKIミュージックサロン梅田では、浦田博信講師にプロボーカルコースをご担当いただいております。
こちらのレッスンには、様々な目標を持った方にお越しいただいております。
・プロの歌手を目指している方
・ワンランク上のボーカルレッスンを受けたい方
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