いつもMIKIミュージックサロン梅田スタッフブログをご覧いただき誠にありがとうございます。本日は、Smile Project ver.2より、フルート・オカリナコースを水曜日にご担当いただいております田邊敬子先生にお話をお伺いしました。フルート愛溢れるインタビューでした。先生のフルート・オカリナのコレクションも大公開です！
Q.田邊先生とフルートの出会いを教えてください。
小学校４年生の時の音楽の授業の時間に、色々な楽器を持ったおじさんが来られて、持ってきた楽器達を吹いてくれたんです。そこで気になったのが「フルート」でした。その日家に帰るとすぐに「私、銀色の長いのが吹きたい！」と親に言ったそうです。親は考えに考えて「なんだろうなー、フルートの事かなぁ？」ということで、私の希望を叶えるため、楽器屋さんに買いに行ってくれました。そして、たまたま近所にフルートの先生がいらっしゃったということもあり、実際に楽器を習いに行くことになりました。それがフルートとの出会いでした。
「音楽の授業での出会いだったのですね」
そうです。今思えば、あの沢山楽器を持ってきたおじさんは、楽器メーカーの方だったのかもしれません。本当に偶然の出会いでした。
田邊敬子先生
ー中学生の頃は理系女子だった田邊先生。その後の進路はフルート一色にー
小学校４年生から習っていたフルートの先生から、中学２年生の時に「もっと頑張ってフルートやってみない？」と誘われたんですよ。若い頃ですから、「私、もしかして才能あり！？」と甘い考えで１年間音楽を必死で勉強して、音楽大学の付属高校へ進みました。それまでは、絶対理科系に進学するんだって、考えていたのですが、、、
無事入学し、「やったー！」と思ったのも束の間、その後は大変でした。周りの同級生は皆長い間必死で音楽を勉強してきた子たちばかりだったので、「とんでもない学校に入ったー！」とさらに必死に音楽を勉強した事を覚えています。
ーフルートの先生になられたのはいつ頃ですか？ー
先生になったのは大学在学中からです。オーケストラなどの演奏活動や、小学校の音楽の先生もやっていた時期もありましたが、フルートの先生だけは学生の頃から今まで長い間続けてこられました。
Q.フルートの演奏で影響を受けた方はおられますか？
クラシックに関してですが、マルセル・モリーズという方のレコードを聴いた時に衝撃を受けました。どの曲を吹いても魂の込もった音色を出す、そんな演奏をする方です。学生の頃、この方にレッスンを受けた事があるのですが、「演者の奏でる音楽＝その人そのもの」という事をフルートの演奏を通じて教えていただきました。
「自分よがりな演奏をしない、聴いている皆様のために演奏をする」という精神は、フルートという楽器に関わっていく中での「原動力」に間違いなくなっていると思います。
ー楽器が大好きな田邊先生、フルート・オカリナのコレクションを沢山見せてくださいましたー
●フルート●
バロック・古典の楽曲は落ち着いた音色の楽器を。ソロやアンサンブルなど自身の音が響いたほうが良い時は、金製の楽器を使用しています。オーケストなどで演奏するときは木製の楽器のほうが馴染む。そのような形で、楽曲によって吹き分けをしています。
●特殊管●
ソプラノフルートを「１」としたら、ピッコロは約２分の１。バスフルートはソプラノフルートの約２倍の長さがあります。そして、音程はアルトフルートのみ「inG」。その他は全て「inC」です。
●オカリナ●
オカリナの先生でもある田邊先生。色とりどりのオカリナ達、とても素敵です！
Q.受講生のみなさまへメッセージを。
音楽は理屈抜きで楽しい。だから私も小学生の頃から現在に至るまでやってこられたのだと思っています。まずは、自分が吹ける曲を慈しんで楽しむこと、そして時には少し背伸びをして頑張ってみる。
その繰り返しをしていると、いつの間にかとっても成長しています。
そのようにしながら、無理せずに自分のペースで音楽を心から楽しんでいただけると嬉しいです。
田邊先生、ありがとうございました！田邊先生にご担当いただいております、フルート・オカリナコースの詳細は下記をクリック！！
www.mikimusicsalon.com
www.mikimusicsalon.com
