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アコーディオン講師・中村メイ先生インタビュー 〜Smile Project ver.2〜

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Smail Project ver.2。本日は、「アコーディオンコース」中村メイ(なかむら めい)先生にお話しをお伺いしました!

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Q.中村先生とアコーディオンの出会いを聞かせてください

もともとエレクトーンを弾いていて、エレクトーンのヤマハの先生になりたくて音楽系の大学への進学を決めた時、エレクトーンについては別でレッスンも受けているから大学では敢えてバンド形式のアンサンブルなどエレクトーンとは違う音楽を勉強したい、という思いで大阪芸術大学ポピュラー音楽コースへ進学。

2回生の授業で、アコーディオンの師となる渡辺邦孝先生と出会い、「アコースティックの楽器を何か経験した方がいいよ」とアコーディオンを勧めてもらい、弾き始めました。

ピアノもお勧めしてくださいましたが、エレクトーンを弾いていた私にとってピアノは鍵盤の重さがネックに感じ、先生に直訴。そうすると渡辺先生から「アコーディオンがいいよ、鍵盤のタッチも軽いよ!」といきなり11.5Kgの楽器を持たされました。確かに鍵盤は軽いけど初心者だった私には本体11.5Kgは重かったです。(苦笑)

 

最初の1年はキーボードとアコーディオンをメインで授業を進めることを決め、3カ月後には当時アコーディオン売り場があった三木楽器 心斎橋店にてアコーディオンを購入。日々練習を重ねていく中、大学3回生の時、「アコーディオンでイベントに出演しない?」と声をかけられソロで40分のステージに立つことに・・。その時にそれまではキーボード半分、アコーディオン半分としていた授業も、このステージ成功へ向けてほぼアコーディオンへとシフトし練習に励むようになりました。

そして一人で40分のステージを無事に(?)終えた時、エレクトーンとは違い、自身で楽器を運んでどこでも演奏出来ることに感激し、大学の授業において本格的にアコーディオンをするようになりました。

それまでのエレクトーンやキーボードの経験も活かしながら、

・一人でも、みんなでも出来る。

・電源も必要ないからどこでも弾ける。

・持ち運べる鍵盤楽器。

「小回りの利きやすい」という魅力にハマり、どんどんのめり込んでいきました。

(この時はまだ、エレクトーンの講師になった後、アコーディンは趣味で続けていこうと思っていました。)

 

Q.その後はどのように練習を積んでいったのでしょうか?

渡辺先生からは、アコーディオンを持って1回目は丁寧に楽器の背負い方やベルトの合わせ方、基本的な弾き方を習い、2回目で古典的なパリミュゼット「真実のミュゼット」の楽譜を渡され「さぁやってみよう!」と(笑)

必至に1週間めちゃくちゃ練習してなんとか片手ずつ弾けるようにして臨んだ3回目のレッスン。

「よくここまで仕上げたね」と先生は褒めてくださりながらまた次の難易度の高い宿題を出され、必至に練習をして次の授業に出る。この繰り返しで3年間みっちりと演奏技術を身につけました。

 

大学卒業後はずっと弾いてきたエレクトーンを活かし、「ヤマハ音楽教育システム」の講師資格を取得。

ヤマハ音楽教室のエレクトーンの講師となり、講師業務をこなしながらアコーディオンと向き合い、アコーディオンの音を作るベースとなる「蛇腹の動かし方」を徹底的に練習をしました。

蛇腹を「開いた時」「戻した時」の音が均等に鳴るようにコントロールするのには鍛錬を重ねること3年かかりました。

(先生の中でアコーディオンへの思いが日々大きくなっていく中、MIKIミュージックサロンで長年アコーディオンの講師を務める渡辺講師の紹介でMIKIミュージックサロンの講師を務めることが決まり、それから現在に至ります。)

 

Q.先生がレッスンをする際に大切にしているのはどんなことでしょうか?

渡辺先生にたくさん教えてもらった中でも、「指使い」を決めて曲に取り掛かかる、そうしないと詰まってしまうよ、と教えてもらったことは、特に大事に思っています。(「指使い」の)メソッドがあるんですが、初心者さんのレッスンの中でも割と初めからずっとお話するようにしています。

「指使い」は本当に大切で、ピアノは鍵盤が横ですが、アコーディオンは縦。

親指が(横に比べて)弾きづらいことや、ピアノやキーボードに比べて指のコントロールが難しいこともあり、きちんと弾く為の「指使い」を最初に決めることが大切なんです。

 

Q.生徒様におすすめする普段の生活の中で出来る練習方法は?

アコーディオンを演奏する際に一番使う筋肉は背筋です。しかも左右で違う筋肉の使い方をします。

演奏は腕力で行う、ではなく肩甲骨の周りの筋肉を使って演奏します。

その為には肩甲骨の周りで腕を支えて、腕をコントロールする力をつける。

力を入れる箇所と力を抜く箇所を理解して使い分ける。

そして腹筋、背筋を含む上半身の筋肉を全部使うので、それを支える為の太もも(下半身)を強くするスクワットもおすすめです。

普段運動をしていない生徒様にはレッスン内で筋トレの行い方をお伝えしています。

姿勢についてもアコーディオンは胸を開かないとと演奏出来ないけれど、

最近はスマホやPCの長時間の使用により、肩が内側に巻いてしまっている方も多いのでテレビを見ながらでいいので肩を回してもらう等「ながらストレッチ」などをお勧めしながら姿勢を意識していただくよう、お話しています。

それから楽器が10キロある為、その重さを支えるための筋肉も必要です。

シルバー世代の方には踏み台昇降運動などをお勧めしたり、年齢に合わせた筋トレの仕方をお伝えするようにしています。

筋肉がないと蛇腹を動かせない、蛇腹を動かせないと左手の指が動かない。となるので

上手くなりたい方には筋トレをお勧めしています。

 

もう1つはメトロノームを使用して正しいテンポで止まらずに演奏すること、最後まで弾き続けることがとても大切です。

それと、楽譜を見ないで弾けるようになること。

右と左で動きが違うので譜面を見ながら弾く、というのは混乱の元。

左右のどちらかだけでも良いので楽譜は暗譜が理想的です。

 

Q.先生の日常生活での最近のお楽しみ時間は?

趣味は自転車。普通のシティサイクルで遠出するのが楽しみです。頻度はなかなか少ないですが片道20~30キロくらいの距離までお出かけしたりします。

▼中村先生の「My bicycle」

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 Q.最後に受講生の皆様に一言♪

アコーディオンは体にぴったりくっついたり、呼吸をするように音を出したりすることでとても愛着が湧く楽器です。

自分なりのアコーディオンの好きなところを見つけてその魅力を引き出せるように

一緒に楽しんでいきましょう。

 

中村先生、ありがとうございました♪♪

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