皆様、こんにちは。
MIKIミュージックサロン梅田のブログをご覧いただきありがとうございます。
プロボーカルコース 浦田博信講師へ突撃インタビューさせていただきました!
その様子をお届けいたします。
(レッスン曜日:日曜日)
作曲家、編曲家、歌手、ギタリスト、ラジオパーソナリティ等、マルチに活躍されている音楽家。
天童よしみで有名なノーベル製菓VC-3000のど飴、伯方の塩、メガネの愛眼など、数多くのCMソングや、『探偵ナイトスクープ』のテーマ曲「ハートスランプ二人ぼっち」 (歌:円広志)の編曲を手掛けておられます。
そんな浦田講師へ今回お聞きしたのは、ご自身の作詞作曲、編曲のお仕事について。
ぜひ最後までお楽しみください!
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Q.幅広く音楽制作に携わっておられますが、そもそも音楽はどのように作りますか?
A.
ジングル(テレビやラジオのコマーシャルに使われる短い音楽のこと)等に使うメロディと、3~4分サイズの普通の歌もの、あるいは舞台音楽やドラマなどの劇伴(映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽)とでは、 アプローチがそれぞれ異なります。
メロディを作る時はコードも同時に脳内で鳴っているので鍵盤やギターなどでコードを探らなくても作れます。
歌ものを作る場合は、いま発想したモチーフを歌のどこに当てるかということが大事です。
Aメロに当てるか、サビに持ってくるのか、それだけで歌の印象が全く変わりますよ。
歌の場合、メロディが先か歌詞が先か、ということはよく言われますが、僕がオリジナル曲を書く時は言葉を先に考えることが多いです。
Q.ノーベル製菓VC-3000のど飴、伯方の塩など、キャッ チーで中毒性のあるCMソングをたくさん作っておられますが、CMソングの場合はどのように作りますか?
A.
CMや歌ものの仕事の場合は、クライアント側(監督やコピーライター)から絵コンテや台本、歌詞など先に言葉をもらって、それに曲をつける場合がほとんどです。
僕の仕事は、それに音楽を付けるということになりますが、言葉には、必ず律(りつ)というものがあります。
分かりやすい例で言うと、「舐めたらあかん」は「タタタタ、タタン」。
この言葉の律に、時間軸と音程を組み合わせて音楽にするのです。
なので、詞を読んで全体の構成を考える力が必要ですね。
その組み合わせをいくつも考えていくわけですが、でもやっぱり一番最初に出てきたものが自然でしっくりくることが多いかも。
最終的には、2,3案ぐらいを提出してクライアントにその中から選んでもらうような流れになります。
CMって尺が15~30秒ぐらいで、更にその中で1フレーム (1/30秒)単位でのタイミング合わせを要求されたり、というように時間の制約がかなり大きいのです。
制約が多いというのは難しさでもあるけど、音楽を作る上で制約があるというのはとても大事なんですよ。
Q.なるほど。では制約がない自作曲はどのように作りますか?
A.
オリジナルソングの場合は、構想から全て自分で決めます。つまりゼロからです。
さて、どのようにゼロから考えるか、ということですが、 まず曲のスタイルから決める、という作曲のパターンがあります。
ベタな例を挙げるなら、ラテンかフォークか、はたまたロックか歌謡曲か、等々。
スタイルやアレンジは、メロディと切り離しては考えられないものなのでスタイルを決めることは重要です。
あとは、僕はあまりやらないけど、コード進行から作るというパターンもあります。
所謂、トラックメイカーが使う手法です。
コードのパターンを作って、それをループさせて一曲を作る。
最近のJ-POPにも、このような構成の曲は増えてきていますね。
でも、CMや劇伴などを受注生産する職業作曲家は、ただアイデアが降ってくるのを待つというだけでは成立しません。
なぜなら締め切りが存在するからです。
締め切りがある以上、ひねり出してでも作っていかなければいけません。
しかも、週に2,3件を同時に進めていくこともあるんですよ。
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インタビュー前編はここまで!
お読みいただきありがとうございました。
後編も盛りだくさんの内容ですので、お楽しみに…♪
MIKIミュージックサロン梅田では、浦田博信講師にプロボーカルコースをご担当いただいております。
こちらのレッスンには、様々な目標を持った方にお越しいただいております。
・プロの歌手を目指している方
・ワンランク上のボーカルレッスンを受けたい方
・歌を通じて自分を表現/セルフプロデュースしたい方
・オリジナルソング(自作曲)を作ったり編曲したい方
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